【スシローの九州うまかもん祭】をきっかけに回転寿司4社の株を徹底比較してみた

今日も、株価が暴落しててホントにしんどいですよね…。そんなわけで、ストレス発散に今日はスシローで現実逃避してきました!スシローに行くのは数年ぶりかもしれません。

このミニボンビー寿司の時以来です

調べるとスシローが景表法で騒がれてた22年の頃のようなので
2年ぶりぐらいにスシローに行きました。

今は『はま寿司』で食べることが多いんですが
(コスパははま寿司一択かな〜)

久しぶりに行ったスシローですがやはり100円寿司の中ではダントツ美味しい。

はまち?っぽいのがネタが大きく脂がのっていてとても美味しかったです。
(おすすめページを適当に頼んだので名前を覚えておらず)

これも暴落中の株のおかげかな。
(なけなしの貯金で追加資金を投入しに行ったんですが・・・)

現在、実施中の『九州うまかもん祭』中だけかもしれませんが、スシローにも九州醤油が増えておりました。

甘めの醤油が苦手な方もいますが、私がはま寿司に行く理由は『九州醤油』っぽい『さしみ醤油』があるのも要因です。

やっぱり美味しいお寿司を食べると気分も少しはスッキリしますね。

そこで、お寿司を食べながらふと思ったんですけど、せっかくなので、気になるプチディフェンシブ株の飲食業界の回転寿司チェーン4社の情報を簡単にまとめちゃいました!


目次

025年最新版!回転寿司大手4社の株価・業績・財務状況を徹底比較

回転寿司業界の主要企業である「くら寿司」「スシロー(FOOD & LIFE COMPANIES)」「ゼンショーホールディングス(はま寿司)」「カッパ・クリエイト(かっぱ寿司)」の最新業績と株価動向、財務状況を2025年最新版で比較しました。

直近のIR情報より

企業名売上高営業利益純利益売上成長率
スシロー991億円95.8億円61.3億円+15.9%
ゼンショーHD8467億円581億円341億円+19.8%
くら寿司585億円13.3億円9.2億円+4.4%
カッパ・クリエイト550億円7.6億円7.1億円+1.6%

株価推移(2025年1月~4月)

株価チャートの推移を重ねてみました

  • スシロー(FOOD & LIFE):1月に一時的に3022円の安値を記録も、業績の好調を背景に4月には4640円の高値を達成。
  • くら寿司:2月に株主優待復活の発表が材料視され、PTS市場でストップ高となる好反応。
  • ゼンショーHD:業績の安定性を評価され、株価は安定的に推移しているがすき家の一軒とトランプ関税での下げ幅は大きい。
  • カッパ・クリエイト:かっぱ寿司を展開するカッパ・クリエイトはコスト高や競争激化の影響を受けて業績が伸び悩み中。株価は余り大きな変動はなし。

こう見ると、やっぱりスシローは企業として強いですかね。昔はかなり混雑しており、今は勢いを感じていませんでしたが、今日食べた感じだと、寿司ネタはやっぱり一番良いと思います。どうしても他の100円寿司(元)はネタが薄く小さいので満足感は少ないですので。


財務状況(自己資本比率・有利子負債)

企業名自己資本比率有利子負債額(百万円)
スシロー(FOOD & LIFE)21.5%221,500
ゼンショーHD28.7%329,988
くら寿司40.5%32,468
カッパ・クリエイト33.2%7,460

自己資本比率ではくら寿司が最も安定していますが、スシローとゼンショーHDは有利子負債が大きく、成長投資を積極的に行っています。
スシローは国内外ともに好調。特に海外のセグメント利益は前年比+198%と驚異的。アジア・中華圏での出店攻勢が成長を後押ししています。「クロミ」や「パペットスンスン」などキャラクターとのコラボも話題性抜群。

「はま寿司」などを展開するゼンショーHDは他の業態を含めた全業態のバランスが良く、景気変動にも強いのが特徴です。


米国・台湾などで積極出店を進めるくら寿司は売上を伸ばす一方、原材料高・人件費高の影響で利益は前年比▲27%と減益に。差別化戦略として「ビッくらポン!」やプレゼント企画などで話題性をキープしています。

カッパ・クリエイトは「赤酢シャリ」や「都市型新店舗」などの施策を実施中ですが、結果に結びつくには時間がかかりそうです。


投資指標(PER・PBR・ROE)比較

企業名PERPBRROE
スシロー(FOOD & LIFE)33.61倍6.73倍20.1%
ゼンショーHD33.63倍6.64倍18.6%
くら寿司36.29倍2.18倍5.8%
カッパ・クリエイト48.98倍6.88倍15.0%

スシロー(FOOD & LIFE)のPERが約33倍と他社よりは低く、PBRは約6.7倍と高めですがPERの低さから投資家の期待が高まっている可能性があります。​

PERやROEから見てもゼンショーHDの収益効率が高く評価されており、スシローは海外成長力を背景に比較的割安感があります。

くら寿司は​PERとPBRが中程度で、ROEは約5.8%とやや低めですが、自己資本比率は約40.5%と比較的高く、財務の安定性が伺えます

カッパ・クリエイトは収益性(営業利益)が低く、余り良い状況とは言えません。

指標の解説
自己資本比率:​総資産に占める自己資本の割合を示し、企業の財務健全性を測る指標です。​
PER(株価収益率):​株価が1株当たり利益の何倍で取引されているかを示す指標で数値が低いほど投資家が利益に対して支払う価格が低いことを意味します。​
PBR(株価純資産倍率):​株価が1株当たり純資産の何倍で取引されているかを示し、数値が低いほど株価が純資産に対して割安であることを示します。​
ROE(自己資本利益率):​企業が自己資本を使ってどれだけ効率的に利益を上げているかを示す指標で、高いほど効率的な経営を行っていると判断されます。​


配当や株主優待は?

企業名配当金(年間予想)配当利回り配当性向優待利回り(100株あたり)
スシロー(FOOD & LIFE)27.5円/株0.68%23.5%約0.74%
ゼンショーHD70円/株0.90%25.6%約0.26%
くら寿司20円/株0.64%49.3%約0.8%
カッパ・クリエイト5円/株(業績次第)0.34%17.7%(24年度)約4.28

■ FOOD & LIFE COMPANIES(3563)

  • 100株以上の保有で、年2回 各1,650円分の電子優待券を発行(年間3,300円相当)
  • 電子形式(QRコード)で発行、スマートフォンなどで提示して利用
  • 3年以上の継続保有で優待額が増額される制度あり
  • 対象店舗は、スシロー、杉玉、京樽など

■ ゼンショーホールディングス(7550)

  • 100株以上の保有で、年2回 各1,000円分の食事券を贈呈(年間2,000円相当)
  • 保有株数に応じて優待金額が増加(300株で3,000円、500株で6,000円など)
  • 対象店舗は、はま寿司、すき家、ココス、なか卯などグループ全体

■ くら寿司(2695)

  • 100株以上の保有で、年1回 2,500円分の食事券を贈呈
    ※2025年4月より株主優待制度を再導入(過去に一度廃止)
  • 全国のくら寿司店舗で利用可能

■ カッパ・クリエイト(7421)

  • 100株以上の保有で、年2回 3,000円分の優待ポイントを付与(年間6,000円相当)
  • ポイントは「株主様ご優待カード」にチャージされ、店舗で使用可能
  • 利用可能店舗は、かっぱ寿司のほか、グループ会社(甘太郎、牛角など)も対象

まとめ

回転寿司業界は引き続き、原材料費や人件費のコスト上昇と、海外展開の成否が業績を左右します。投資を考える上では、各社の海外市場戦略やコスト管理能力をチェックすることが重要となります。

今回のトランプの相互関税ショックでもスシローのFOOD&LIFE COMPANIESが株価下落も余り影響を受けていないようなので、ディフェンシブ株への投資もやっぱり必要かなと思います。

企業名売上利益成長性海外戦略株価材料
スシロー(FOOD & LIFE)◎(アジア)
ゼンショーHD
くら寿司◎(米・台)
カッパ・クリエイト×

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