【エクセル超初心者向け】Excelの使い方④ プルダウンを使ってみよう

Excelで入力ミスを減らしたり、選択肢をあらかじめ用意しておきたいときに便利なのが「プルダウン機能」です。例えば、住所の都道府県や商品名など、決まった項目から選ぶ場面では、この機能を使えば誰でもかんたんに選択入力ができます。本記事では、Excel初心者の方でも迷わず使えるように、プルダウンリストの基本的な作り方から、連動型(都道府県→市区町村のような)プルダウンの応用まで、画像つきで丁寧に解説します。作業の効率化やデータ入力の統一に役立つ便利な機能なので、ぜひ使いこなしてみましょう!


目次

プルダウン機能の使い方

エクセルを使ったデータ入力の際、同じ内容を何度も繰り返し入力する作業が手間だと感じたことはありませんか?そんな時に便利なのが、プルダウン機能(ドロップダウンリスト)です。この機能を使うと、リストから選択するだけで入力が完了するため、時間短縮だけでなく、入力ミスを防ぐことができます。


1. プルダウンリストとは?

プルダウンリストは、あらかじめ設定された選択肢の中から1つを選ぶためのドロップダウンメニューです。この機能を使うと、特定のセルに対して制限をかけ、リストから選んだ内容しか入力できないようにすることができます。

例えば、支店名やカテゴリー名、家計簿の項目など、決まった選択肢を繰り返し使う場合に非常に便利です。


2. 基本的なプルダウンリストの作り方

エクセルでプルダウンリストを作成するのは簡単です。以下の手順に従ってみましょう。

1.データを準備する

リストに含めたい項目を別のシートや列に入力します。例えば、A列に「住宅費」「水道光熱費」「通信料」などの項目を入力します。

2.リストを設定するセルを選択

プルダウンを表示したいセルを選択します(例えば、B2セルやB列の対象範囲など)。

3.データ入力規則を使用する

エクセルのリボンから「データ」タブを選択し、「データの入力規則」をクリックします。

4.リストを選択

「データの入力規則」ダイアログボックスで、「条件の指定」から「リスト」を選びます。

5.ソースを指定

「元の値」フィールドに、あらかじめ入力しておいたリストの範囲を指定します。

※データを準備していなくても、「元の値」にリストの内容をカンマ区切りで入力することで同様にプルダウンリストにできます。

例:住宅費,水道光熱費,通信費,保険料,…..

6.OKをクリック

設定が完了したら「OK」をクリックすると、セルにプルダウンリストが表示されるようになります。


3. エラーメッセージの設定で入力ミスを防ぐ

プルダウンリストを使用していても、ユーザーが誤って手動で入力してしまうことがあります。そんな時に役立つのが、エラーメッセージの設定です。

エラーメッセージの設定

「データの入力規則」ダイアログボックス内の「エラーメッセージ」タブを選び、ユーザーが無効なデータを入力した場合に表示されるエラーメッセージを設定できます。例えば、「このセルにはリストから選択してください」といった内容を入力します。

内訳欄に適当に入れるとエラーメッセージが表示されました。


まとめ

プルダウンリストを活用すれば、入力ミスを減らし、誰でも簡単に統一されたデータ入力ができるようになります。基本的な使い方だけでなく、連動型まで覚えておくと、実務でもかなり役立ちます。

今回紹介した方法は、家庭での買い物リストや出勤表、業務での分類リストなどにも応用できるので、ぜひ一度Excelで試してみてください。

複数人でファイルを使うときや、データを集計・分析する場面でも、プルダウン機能を取り入れるだけで、データの整合性と作業効率が大幅に向上します。慣れてきたら、他の関数や入力規則と組み合わせて、より高度な使い方にもチャレンジしてみましょう!

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