なんか“IF関数”って聞くと難しそう…」と思っていた新入社員時代の私。ある日、上司に「A列の売上が100万円以上なら“達成”って出して」と言われ、慌ててGoogle検索の旅に。そこで出会ったのがIF関数。たった1つの関数で“条件に応じた表示”ができる魔法のような関数に感動しました。
この記事では、初心者がつまずきやすいポイントをユーモアと共感で乗り越えながら、実務で使えるIF関数の基本と応用をわかりやすく解説します。

- IF関数の基本構文と意味
- よくある業務での具体例(数値判定、文字判定)
- 入れ子(ネスト)による複数条件処理
- AND・OR関数との組み合わせ方
- SNSで見かける「IF関数迷子」の対処法
IF関数の基本構文をマスターしよう
IF関数の構文を理解すると、条件に応じた“表示の自動化”が可能に!
IF関数ってそもそも何?
ExcelのIF関数は「もし○○なら△△、そうでなければ××」という条件分岐の命令。
英語で考えると“If ○○, then △△, else ××”のようなイメージです。数字、文字、空白チェックなど、様々な条件に応じて処理を切り替えられるため、業務の効率化に直結します。

- セルに「=IF(条件, 真の場合, 偽の場合)」と入力
- 例として:=IF(A1>=100, “合格”, “再提出”)
- 条件には比較演算子(=、>、<など)を使える
基本の使い方|売上が100以上なら「達成」
売上データを扱うときに便利なのがこの書き方。「100万円以上なら“達成”」という条件は、営業成績の自動評価にも使えます。入力した瞬間に文字が変わるのはちょっと感動しますよ。

- =IF(C3>=100, “達成”, “未達”)
- 条件に使う数値は自由に変更可能
- “達成”や”未達”など表示内容もカスタマイズ可

「真・偽ってなに?中二病ワードかと思った」



「真」=条件が当てはまった時の結果(then)
「偽」=当てはまらなかった時の結果(else)
最初は“売上が〇以上ならOK”などの簡単な条件から練習しよう
数値・文字・空白チェックの応用パターン
いろんな種類の“条件”で表示を変える!
文字で判定|「済」なら「完了」に


IF関数は文字列でも条件分岐できます。「チェック欄に“済”と入っていたら“完了”と表示」など、進捗管理にもぴったり。
- =IF(C3=”済”, “完了”, “未処理”)
- 文字は””で囲むことを忘れずに
- 大文字・小文字は区別しない(基本)
空白なら「未入力」と表示


「何も入力されていないセル=空白」に対してもIFで対応可能。アンケートや日報の未記入チェックに重宝します。
例:=IF(D2=””, “未入力”, “OK”)
“”は“空白”を意味する
NOT(ISBLANK(D2))の応用もアリ
=IF(NOT(ISBLANK(D2)), “入力済”, “未入力”)
ISBLANK(D2)とはD2=””ならTRUEを返すってことです。



「空白って、空白文字とかスペース入っててもOKだと思ってた…」



スペースや全角空白は“空白”ではない!
必ず不要なスペースを除去(=TRIM関数で対策)や
入力規則を使って“済”などの統一入力もおすすめ
IFの入れ子構造(ネスト)で3段階評価
「良い」「普通」「悪い」のような3択評価もできる!
80点以上=優秀、50点以上=普通、それ以外=要改善」


IF関数は“入れ子”にすることで複数条件に対応できます。ちょっと複雑に見えるけど、パターンを覚えれば怖くない!
- =IF(A1>=80,”優秀”,IF(A1>=50,”普通”,”要改善”))
- 条件を内側に追加していくイメージ
- 数値評価、リスク管理などで活用
応用で「5段階評価」も可能?


入れ子を繰り返せば5段階も可能。ただし、ネストが深くなると見づらくなるので注意。IFの限界を感じたらSWITCHやIFS関数の出番です。
- =IF(A1>=90,”S”,IF(A1>=80,”A”,IF(A1>=70,”B”,IF(A1>=60,”C”,”D”))))
- 書くときはインデントして読みやすくするのがおすすめ



インデントとは図のようにメモ帳アプリなどでエンターやスペースを用いてコードのように見やすくするために整えることだよ



「カッコが合ってなくて、全部#VALUE!になる地獄」
「Excelのエラー文が一番の敵(白目)」



最後にカッコを数える癖をつける!
途中でEnter押さず、メモ帳などで構文を組むとミス防止
IFS関数を使えば見やすさアップ(Excel 2016以降)
IF+AND/ORで複数条件の分岐 「●かつ●なら」「●または●なら」を実現!
「売上が100以上かつ評価がAなら合格」


AND関数を組み合わせれば「すべての条件を満たしたとき」に限定可能。
条件をしぼったチェックにおすすめ。
=IF(AND(A1>=100,B1=”A”),”合格”,”不合格”)
ANDはすべての条件がTRUEで初めてTRUEに
「在庫が10以下、または納期が“遅延”なら要確認」


OR関数を使えば「どれか1つでも当てはまったら」の柔軟な条件分岐が可能。リスク回避に活用できる場面です。
- =IF(OR(C1<=10,D1=”遅延”),”要確認”,”OK”)
- ORはどれか1つがTRUEならTRUEになる



「先輩、ANDとOR、どっちが“かつ”で“または”か毎回ググってます」



AND=全部、OR=どれか1つと覚えるといいよ
IF関数は「条件によって表示を変える」超便利ツール。
最初は難しく見えるかもしれませんが、英語で考えると意外とスッと理解できることが多いです。
実務でよく使う場面を中心に、ネスト、AND/OR、文字や空白の判定までマスターすれば、あなたのExcelスキルは確実に一歩前進!SNSで“#IF関数マスター”とドヤれる日も近いかも!?
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