「上司から『ちょっとこの資料、イラレで整えて』って言われて開いたけど…画面、真っ白?」そんな経験、ありませんか?
私もAdobe Illustratorを初めて開いたとき、意味不明なアイコンの行列と、どこをクリックしていいのかわからない画面…。完全に“迷子”状態。
でも安心してください。Illustratorの基本構成さえ押さえておけば、初見のプロジェクトも怖くありません。
この記事では、「画面構成って何?」「ツールって全部覚えなきゃダメ?」という疑問をまるっと解決します。
- Illustratorの基本画面の見方と用語
- よく使うツールとその役割
- ワークスペースがぐちゃぐちゃになった時の対処法
- SNSでよくある“初心者あるある”とその解決法
- 20代新入社員でも安心の操作Tips
まずはここから!Illustratorの画面構成を理解しよう
アートボードって何?どこからが作業エリア?

lIllustratorを起動すると中央に出てくる白い四角、これが「アートボード」。要するに「描く場所」です。アートボードの外にある部分はキャンバスの外。印刷や出力には含まれません。
- アートボード=紙
- それ以外=作業台
見慣れると“デザインの設計図”として大事な存在になります。
各パネルの意味と役割を覚えよう

右側に並ぶパネルたち
「レイヤー」「プロパティ」…はじめは何がなんだか。でもそれぞれに意味があります。
- プロパティ:選んだオブジェクトの設定を表示
- レイヤー:作業中の階層を管理
- CCライブラリ:adobeのクラウドに保存した色やフォントなどを呼び出す
まずは「プロパティ」だけでも使えるとかなり楽になります。
ズームイン・アウト、移動をマスターしよう

画面のズーム、意外とできてない人多いです。
- Ctrl(Cmd)+「+」「-」で拡大・縮小
- Alt(Option)+マウスのスクロールでも拡大、縮小
- スペースキー押しながらドラッグで画面移動
慣れるとスイスイ動けるように!
● アートボードが上手く画面に合わせられない時の対処法

「拡大しすぎた」「縮小しすぎた」「どこいった!?」って焦るアレ、全部この方法で解決できます。
- Ctrl(Cmd)+0(ゼロ)で画面内にアートボードを全体を表示
アートボードが複数ある場合は
- Ctrl(Cmd)+Ctrl(Option)+0(ゼロ)で複数のアートボードを全体を表示
初心者あるある
「ツールバーやパネルがどっか行った…もう再インストールしかない」
→それ、メニューから1秒で戻せます。

迷子になったらこの操作!
⚫︎一括で戻すなら「ウィンドウ」→「ワークスペース」→初期設定をリセット
⚫︎自分好みのレイアウトは「ワークスペースの保存」で記録
⚫︎「ウィンドウ」→「ツールバー」→「基本」または「詳細」
「どこ押せばいいの?」を防ぐショートカット&設定の基本
ショートカットを覚えると爆速になる


全部覚える必要なし!でもこの5つだけは覚えておくとかなり時短になります。
- Ctrl+Z:戻る
- Ctrl+S:保存
- V:選択ツール
- T:文字ツール
- Ctrl(Cmd)+G:グループ化
単位をmmにして“デザイン迷子”を防ごう


全部覚える必要なし!でもこの5つだけは覚えておくとかなり時短になります。
- 日本ではmmのほうが圧倒的にわかりやすい。
- メニュー「編集」→「環境設定」→「単位」→ミリメートルに変更
初心者あるある
「cmで指示されたのに、なんかズレてる!」
→単位が“ポイント”のままだと地味にズレるんです。



最初に設定しておくと安心!
⚫︎ドキュメント作成時に「単位」を「ミリメートル」で新規作成
⚫︎一般」「線」「文字」すべて「ミリメートル」に変更
→メニュー「Illustrator」→「環境設定」→「単位」で変更
⚫︎グリッドや定規の表示単位もmmに揃える
⚪︎「表示」→「定規」→「定規を表示」
→定規上を右クリック→「ミリメートル」に変更
Illustratorの画面構成とツールの意味がわかると、「どこを触ればいいの?」という不安が一気に解消されます。今回ご紹介した操作はすべて“今すぐ使える超基本”。迷ったら「初期設定に戻す」、ツールに困ったら「まずは選択ツール」。これだけでも劇的に変わります。
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