【エクセル初心者脱出】Excelで列や行を非表示にする方法とグループ化のテクニック

Excelで作業していると、「この列や行はいったん見えなくてもいいな」「人に見せたくない項目だけ非表示にしたい」と思う場面がよくありますよね。そんなときに便利なのが「列や行の非表示」と「グループ化」機能です。とくに大量のデータを扱う場面では、不要な情報を一時的に隠すことで作業効率が大きくアップします。本記事では、基本的な列・行の非表示のやり方から、便利なショートカット、さらに複数のグループ化を重ねて管理するテクニックまで、実践的な操作方法を図解付きで詳しくご紹介します。初心者の方でも安心して使えるよう、ステップバイステップで解説していきます。

この記事でできること
  • 列や行を非表示・再表示する方法
  • ショートカットを使った効率的な操作
  • グループ化の基本操作
  • グループを重ねる方法とその活用例

目次

列や行を非表示にする方法は?

Excelでは、不要な列や行を一時的に非表示にすることで、作業効率や見やすさが大幅に向上します。いくつかの方法が挙げられます。

1. 列や行を非表示にする基本操作

右クリックから「非表示(表示しない)」を選ぶだけで簡単に列や行を隠すことができます。再表示の方法もあわせて紹介します。

非表示にしたい列や行の上で右クリック→表示しないを選択

2. ショートカットを使って非表示・再表示をスピーディーに

Ctrl+0(列を非表示)、Ctrl+9(行を非表示)(macではcommand+)など、知っておくと便利なショートカットを紹介。

再表示する場合はCtrl+shift+0(列を非表示)、Ctrl+shift+9(行を非表示)(macではcommand+shift+)

3. グループ化のやり方と基本操作ステップ

Excelの「グループ化」機能を使えば、特定の行や列を折りたたむように非表示にできます。複数の項目を一括で整理するのに便利です。以下の手順で行えます

  1. グループ化したい連続した行または列を選択します
  2. メニューから「データ」タブを開き、「グループ化」をクリック

3. 選択範囲がまとめられ、「+(展開)」「-(折りたたみ)」のボタンが表示されます

この操作により、クリック一つで該当部分の表示/非表示を切り替え可能になり、データの視認性が大幅に向上します。営業成績や月別データなど、用途別にグループ化するのがおすすめです。


4. グループ化を重ねて階層構造を作る方法(ネスト機能)

Excelでは、グループの中にさらに別のグループを作ることも可能です。これは「ネストされたグループ」と呼ばれ、階層的に情報を整理できます。手順は以下の通りです。

  1. まず、一番下層にしたい行または列を選択してグループ化します
  2. 次に、その上位範囲を選択し、同様にグループ化します
  3. Excelは自動的に階層を認識し、左または上部に「レベル(1、2など)」が表示されます
  1. まず、一番下層にしたい行または列を選択してグループ化します
  2. 次に、その上位範囲を選択し、同様にグループ化します
  3. Excelは自動的に階層を認識し、左または上部に「レベル(1、2など)」が表示されます

たとえば、「支店別売上」の下に「カテゴリ別売上」、そのさらに下に「商品別売上」をグループ化することで、必要な情報だけを段階的に表示できます。資料作成やプレゼン資料にも効果的です。

5. 非表示を使うときの注意点

Excelで列や行を非表示にする際は、いくつかの注意点があります。まず、非表示にした部分はコピーや印刷の対象にならないため、資料提出時などには再表示を忘れないようにしましょう。

また、フィルター機能と非表示は別物で、フィルターで除外された行は「条件に合わない」だけであり、非表示とは扱いが異なります。さらに、フィルター中に行や列を非表示にすると、意図しないデータが残ったり見落としたりする原因になるため、操作順に注意が必要です。安全に作業するには、常に全体を再確認するのがポイントです。

カフ

会社の資料で仕事のできない人ってフィルターがかかっている資料に、非表示を合わせて使ってきて整理がつかない状況になっているのをよく見るよ。こんな場合に気をつけよう。


まとめ

Excelの列や行の非表示やグループ化は、見やすく整った表を作るために非常に便利な機能です。特にグループ化を活用すれば、大量データもすっきり管理でき、作業効率もアップします。複数のグループを重ねることで、階層的に情報を整理することも可能です。ぜひ今回ご紹介した操作方法を実践し、スマートなExcel作業を目指しましょう!

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