MZ世代について　-　X世代、ミレニアル世代（Y世代）、Z世代、α世代　-

X世代

X世代とは、1965年〜1980年に生まれたベビーブーマー後の世代を表します。X世代の由来は『Generation X』の訳から来ていますが、ロバート・キャパという方のエッセイで「未知の世代」として出てきたのが初めてのようです。

X世代前半の方はバブル全盛を味わい、後半の方は氷河期世代を味わった世代でかなり差があるのも特徴です。

家庭を持ち、子育てをしている世代が多くファミリーが狙いのマーケティングの対象になることが多いようです。X世代は自立心が強く、コスパや効率性を重視するのも特徴の１つです。

デジタルに関しては『デジタルイミグラント』と呼ばれる、アナログ環境からデジタル環境に移ってきた世代となります。IT環境に関して抵抗感も少なく、積極的にITを使う方も多いようです。

ミレニアル世代（Y世代）

ミレニアル世代とは、1981年〜1994年ごろに生まれた、2000年代に成人となった方の総称です。Y世代とも呼ばれる理由はX世代の後の世代から来ています。『ミレニアル』という言葉は『ミレニアム』の形容詞で、ミレニアル世代は世界人口の３割もいると言われています。

また社会でもパワハラ、セクハラといったハラスメントの問題や長時間労働などのブラック環境問題が問題視され、働く環境が変わってきた世代でもあります。

『デジタルネイティブ』が特徴で、物心がついた時にはインターネットやスマホといったIT機器が身近にあり、買い物もネットショップとリアル店舗の両方を利用する方が多いようです。また、家や車、時計などX世代がステータスとしていたものも必要なければ関心がなく、コスパをより重視する傾向にあるようです。

Z世代

Z世代とは1996年〜2010年ごろに生まれた世代です。文化や人種、ジェンダーなど多様性の話を授業で受けているため、多様性に関して寛容な考えを持つ方が多い。ただ、一部の方は『競争環境』が苦手で多様性を重視したことで、自分だけがといった突出することへは抵抗感もあるようです。

Z世代の方は、社会情勢の不安から安定をとる傾向が強く、消費行動もブランドよりも自分の価値観を重視している方が多いようです。SNSの発展で流行に敏感な世代とも言える。

Z世代の消費行動としては、よりネットショップなどのオンラインショップを利用する方が多く、『SHEIN』『TEMU』などの格安中国サイトもコスパ重視で抵抗なく使えるのが最たる特徴とも言えます。また、SNSが身近で日常的に情報収集する習慣が身についているようです。

α世代

α世代は2011年から2025年ごろに生まれた世代となります。アルファベットのZの次の新しい世代という意味で、ギリシャ文字の１番目の文字であるαの世代と名付けられたようです。

教育面も『GIGAスクール構想』や小学校での外国語教育など学習要項も大きく変わった世代とも言えます。小さい頃からタブレットなど与えられ、育った環境にデジタル機器が必ずあった世代です。

コスパに加え、TikTokなどのショート動画を好み、タイパ（タイムパフォーマンス）といった、より効率的な行動を重視する方も多い世代と言えます。

β世代

β世代とは2025年以降に生まれる世代となります。この世代は人工知能が当たり前になった環境で育っていくので、今からは想像できないような世代になっていくと思います。